mobilecubeは、ライフライン(上下水、電気、ガス)を内蔵し、ご自分の乗用車でどこでも運んで生活できるトレーラーハウスです。キャンプ生活のほかにも、被災時の備えやイベント用にも利用できます。

コンセプト

自然を内包する箱
「豊かな自然環境を満喫したい。でも環境を損ないたくない」
その手段としてawn/AWNと共に、新たにトレーラーハウスmobilecubeを開発しました。
cubeの一辺は2m超、大人二人は就寝できるサイズです。
自家用車で牽引可能として、空調・衛生・給排水設備をオフグリッドで備えることで、気に入った場所にそのまま据え置いてデッキやテントを広げながら、長期滞在できる仕様です。
開発行為や汚水などで周辺環境を傷つけないのも特長です。

原生林を残すため
ブナの原生林には神々しさと安らぎを感じます。実際、環境資源としての森林には、表面浸食防止や水質浄化、水資源保留、表層崩壊防止、洪水緩和、温暖化対策、リクリエーションなどの機能で年間70兆円もの価値を生むと試算されています。日本の森林面積は国土の2/3を占めますが、こうした原生林は国土のわずか0.04%に過ぎません。スギなどの人工林や荒廃した竹林などは根の広がりや深さに不足するために森林機能は劣り、今後はシイ、カシ、ブナといった潜在的自然植生の回復が求められます。

主な特徴

  • 燃焼式トイレを設置し、下水施設なしで清潔で臭いもしない室内環境をもたらします。焼却後はごく少量の灰になって廃棄処理しやすいのも利点です。
  • 逆浸透膜浄水システムを備え、ほぼ100%の水再生利用によってキッチンやシャワーのための水を供給します。飲用も可能です。
  • 屋根に超軽量太陽光パネルを付置し、2048Whの大容量バッテリーに蓄電することで、エアコン、冷蔵庫、電子レンジ、ドライヤーなどの電気器具も利用できます。
  • 軽量断熱アルミパネルで構成され、外気の寒暖差を和らげるとともに、重量を抑えて、牽引免許なしでご自分の車(車両重量1,500㎏以上)で運ぶことができます。
  • 跳ね上げ式の後部扉を降ろすと、4㎡強のデッキになり内蔵のテントを伸ばして、屋内スペースを広げることもできます。

用途

キャンプ生活はもとより、愛犬と一緒の旅行やアウトドアスポーツの拠点にも、ホテルやトイレの手当に悩むことなく移動・宿泊できます。車との脱着も容易で、拠点にそのまま据え置けます。

森林や棚田、市民農園などインフラに欠ける場所における環境保全活動において、管理従事者の滞在場所およびボランティアのキャンプ施設として周辺環境を損なわずに活用できます。

パラモータースポーツや野外フェスなどのイベントにおいて不足がちな、女性や身障者向けトイレないし休憩所として簡単に搬出入・利用することができます。

被災時の避難所に複数台を運び込んで、女性や身障者向けのトイレや、ボランティアの宿泊施設などに役立てることができます。