コラム | archinet コーポラティブハウス

2022.1.14

わたしたちの公園

公園の緑地は、都市環境を向上させ、余暇を豊かにします。
シンガポールでは全世帯の 85%が公園の400m 圏内に居住できるように計画し、ヒートアイランド現象を緩和しているそうです。
残念ながら、都区部の一人当たり公園面積は3.0㎡に過ぎず、ソウル11.3㎡、マドリッド14.0㎡、ニューヨーク18.6㎡、ロンドン25.3㎡とは桁違いです。
都は、公園整備を高層化に絡め、高層化の条件にビルの足元に公開空地を設置させて、延べ200ha、一人当たりにして0.2㎡をもたらしたと誇っています。
しかし居住地からは遠く、圧迫感があってビル風が強い日陰ではいかがなものかとも思います。
わたしたちにできることとしては、目の前の公園と一体化した住まいをつくる、敷地の緑地環境を尊重した住まいをつくる、といったことでしょうか。
いま準備している善福寺公園テラス、駒沢ケヤキテラスは、こうした緑地環境を暮らしに組み込んだ計画です。ぜひご検討下さい。

善福寺公園テラス | 駒沢ケヤキテラス