コラム | archinet コーポラティブハウス

2022.6.22

祇園祭

7月には、山鉾巡行で有名な祇園祭が行われます。

この祇園の名前は、祇陀太子の園林に給孤独長者が建てた僧院、祇陀園に由来するそうです。
給孤独長者は、慈善の心に富んだ長者で孤独な人たちに食を給する人。
この長者が、ブッダの姿勢と教えに感銘し、修行僧たちを迎えるのにふさわしい場所を探すと、それが太子の所有する園林だったとそうです。
大金を積んで買おうとする長者に、太子は渋りますがブッダのためと知り、自分の名前を付けてくれれば快く譲ろう、ということで祇陀園が完成します。

そして日本では、藤原基経(836-891)が邸宅を移して牛頭祠を建て、祇陀園にならって祇園社と名付けます。
祇園祭は、当時の疫病退散のために、国の数の鉾を立てて御霊を鎮めるための御霊会が始まりだったそうです。

このように祇園祭の由来をたどると、その意義は慈悲、つまり疫病や戦乱などの苦しみを取り除き、周りに楽しみを与えることで、数千年前から現在に至るまで不変の人々の願いのようです。
今年はいかがでしょうか。

ご好評の「京都近衛町テラス」、祇園祭の頃は京都では宿も取れないほどの人気ですが、このテラスからは歩いて見物できるのも魅力です。
慈悲の心を大事にしながら、ぜひご検討下さい。

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