コラム | archinet コーポラティブハウス

2022.10.29

カメムシの経路積算

カメムシは、餌を求めてあちこち移動していても、自分の位置を正確に知覚してまっすぐ巣に戻ります。この位置情報は、頭上の林冠の狭間から見える星を目印にして、移動距離と角度を刻々と経路積算することで得られるそうです。
残念ながら、ヒトにはカメムシのような経路積算システムがなくて、たびたび道に迷います。それだけに、遠くからも分かるランドマークと馴染んだ道筋が必要なのでしょう。夜間の室内でも、窓明かりで方向を確かめ、壁伝いに歩きます。経路積算システムの代わりに、街と住空間が位置情報を与えているとも思われます。

好評募集中の「西永福テラス」は、大宮八幡宮に隣接する高台が弥生時代からランドマークとなって川筋に通り道が開けた場所に、三面に自在に開口がとれる素直なプランで、迷いから解き放たれる計画です。この11月5日、荻窪のコーポラティブハウスを実際にご覧いただきながらの相談会を開催いたします。住まい選びにお迷いの方も、ぜひお越しください。

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