コラム | archinet コーポラティブハウス

2023.1.13

桶狭間

桶狭間の合戦に先立って、織田信長が「人間五十年、下天のうちをくらぶれば」と舞ったと言われます。
でもこれは寿命が五十年、はかないものだ、という意味ではなく、下天、つまり須弥山中腹の四王天では一昼夜が人間の五十年に相当するということだそうです。人間とは考えるもの、そしてこの人間は須弥山の四方に暮らし、北方の人の寿命は千年、西は五百年、東は二百五十年、南は無限とのこと。
わたしたちは南に住んでいるので寿命は無限。自分の成した行為によって神にも動物にも植物にもなる、という考え方です。人間も自然も一体というのは、エコロジー思想の原点にも思えます。動物や植物の知性も驚異的ですし。
わたしたちのコーポラティブハウスも、4周りの環境と一体性をもって計画され、建物の寿命は五十年を優に超えます。そして、その豊かな空間性は、住む人の日々の気持ちや所作を整えてくれます。説教臭くてすみません。

来る1月21日(土)、22日(日)、代官山の弊社オフィス、コーポラティブハウス説明会を開催いたします。みなさんの住まいづくりのきっかけになれば幸いです。