2023.2.6
和歌
2月4日は立春、生きとし生けるものが息を吹き返す時節です。
柿本人麻呂の和歌でも
「ひさかたの 天の香具山 この夕べ 霞たなびく 春立つらしも」
と、神聖な山に到来した春の兆しを喜ぶ、大らかな気持ちがうたわれています。
アボリジニのソングラインは、大地の無数の道筋を歌と踊りで伝承したものですが、そう考えると和歌も歌と踊りが結びついていたかもしれません。万葉集などは最近でいえばカラオケの目次本で、恋心なら相聞歌から曲を選んで、と恋人の前で歌い踊っていたのでしょうか。いまの大宮八幡宮も、丘に雲がたなびくのを出立前の源頼義が見たのが由来だそうです。人麻呂の歌にも通じます。
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