コラム | archinet コーポラティブハウス

2023.7.13

学び合い

学習は一人でするもの、という思い込みがあります。
試験も一人、この一人で積み上げた成績に、いまの社会は重きを置いているかのようです。

でも、その知識の素は、学び合いで生まれたものです。
そこに喜びもあります。
これは職人組合や学会などの共同体において、これを維持する間に相互信頼を築き、共通の目標に向けて協力し、そこで新たな発想を重ね合う中で構成されます。
こうした主体的な学び合いは、アフリカ・ヴァイ人の仕立て集団から、相撲部屋、函数解析学分科会までさまざまな共同体で展開されています。
未来を担う世代をはじめ、こうした学び合いの機会がもっと広がれば、と思う次第です。


コーポラティブハウスもある意味で学び合いの場で、居住希望者が組合を構成し、建築家の力を借りて一緒に集合住宅をつくり上げる中で、それぞれの暮らし方を見出していくプロセスであると見なすこともできます。
この7月22日・23日に開催するコーポラティブハウスセミナーも、こうした学び合いのきっかけになれば、と願っています。
お暑い中とは思いますが、ぜひお越しください。

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