コラム | archinet コーポラティブハウス

2023.11.9

駅前商店街

近年の駅前再開発では、広大な広場と道路を設け、駅直結の大規模商業施設とタワーマンションを建て、その結果、人の流れが周辺に及ばず、個性あふれる商店街も寂れて陳腐化しています。
一方、吉祥寺はずっと賑やかです。その理由を探ると、歩行者中心の計画と所有形態にあるようです。吉祥寺は、戦後闇市以来の商店街がバスも通行できないほど密集していました。これに対し1964年の整備案は、駅前広場・街路は最小限、商店街は自主開発、大型店舗は駅から離れた場所、として、これによって回遊性のある歩行者ネットワークが形成されました。また一帯は四軒寺の所有で、現在のサンロードやハモニカ横丁はそのうちの月窓寺の所有だそうです。そのため土地の切り売りや乱開発が避けられました。
こんなお手本があるのだから、立石や板橋大山、さらに築地のような大規模再開発は根本から見直すべきでは、と思われます。

いつまでも賑わいのある街に臨みつつ、落ち着いて暮らす、そのお手本のような集合住宅として「PLEATS吉祥寺」の計画をご案内しております。ぜひご検討下さい。

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