コラム | archinet コーポラティブハウス

2024.5.27

皮膚で感じる

皮膚は単に生体を防御するバリアなのではなく、薄く露出した脳であると言われています。
皮膚は触覚だけでなく、光や音も感受します。そして免疫系を統制するサイトカイン、情動を左右する神経伝達物質であるドーパミンやコルチゾールなどを分泌して、それらの受容体も備えて細胞同士で伝達もしているそうです。人間の意識は3%、無意識は97%とも言われていますが、私たちの情動や判断の多くは皮膚で為されているようです。

居心地の良さというと、微かな風の動き、柔らかな日差し、遠くの鳥の声、歩くごとの移り変わり、といった皮膚の認知能力にその多くが関わっています。図面や写真、仕様だけではなかなか掴みづらく、それも無意識の領域なのでこうした居心地の良さはなかなか伝えられないものかもしれません。

このたび、お住まいの方々のご厚意により、6月2日、大田区内のコーポラティブハウスにてオープンハウスを開催する運びとなりました。無意識に分かる居心地の良さを、ぜひ皮膚で感じ取っていただきたいと思います。ぜひお越しください。

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