コラム | archinet コーポラティブハウス

2024.7.25

はけ

大岡昇平の小説「武蔵野夫人」は、「土地の人はなぜそこが『はけ』と呼ばれるかを知らない」から始まり、精緻な心理描写で知られています。
この「はけ」は国分寺崖線の斜面のことで、崖線は立川・国分寺の境界付近から大田区の田園調布付近まで約30㎞続き、豊かな湧水と樹林に覆われた都会のオアシスとなっています。この崖線に沿って亀甲山古墳、宝来山古墳といった多摩川台古墳群が連なり、田園調布一帯は古代から飲用水、海山の幸に恵まれた集落が発達していたことが伺えます。

そんな国分寺崖線の一角、田園調布にて新たに「田園調布本町テラス」の参加組合員を募集いたします。国分寺崖線の豊かな緑や心地よい風を各所の開口から取り込み、ゆったりした中庭を囲んだ集落のようなプランが魅力です。はけの自然を背景に心の機微を味わうお暮しに、ぜひご検討下さい。

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