コラム | archinet コーポラティブハウス

2024.8.15

周食散布

植物の生存戦略には、動物に果肉を食べてもらって、糞に混じった種子を散布させる、という周食散布があります。この周食散布には、ナメクジ、ゴキブリも関わり、温帯林の樹木種の4割がこれに立脚しています。
鳥もこの周食散布に加わり、大規模調査によって森全体の果実が凶作のとき、コシアブラを例にするとルリビタキなどの鳥は平均225mに散布します。ちなみに豊作のときは94m、飽食の時代は安近短です。
森林は都市を冷まして潤すかけがえのない存在です。周食散布によってその生態系を保つには、どうも樹林地同士の間が200mほどで分布する必要があるようです。散歩で人も犬も熱中症になる昨今、ご自分の住環境がこうした樹林地の分布の中にあるのが望ましいと思います。

募集中の「UNITE羽根木」ですが、今週末17日(土)、18日(日)に計画地そばの会議室にて、出張個別相談会を開催いたします。ちなみに羽根木という地名は、昔から樹木が多く茂っていて、いろいろな鳥が飛んできて止まるので、鳥の羽根と合わせて羽根木になったということです。そんな住環境もお確かめがてら、ぜひお越しください。

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