2025.2.12
相槌
相槌を打つのは、カウンセリングで言う傾聴の大事な方法だそうです。
その語源は、刀鍛冶の親方と弟子がぴったりと息を合わせて交互に槌を打つことに由来しています。そんな場面を題材にしたのが能「小鍛冶」、刀鍛冶が勅命を受けたものの弟子のあてがなく、稲荷神社に祈願すると童子が現れて古今の名剣について語った後、稲荷明神が飛来して相槌を打った、この剣をもって天下を治めれば、五穀豊穣の泰平の世となるぞ、という筋立てです。大事なことを成し遂げようというときには、支えになる仲間が現れるということでしょうか。
好評募集中の「中野坂上テラス」、来る2月16日、高円寺の設計事務所にて出張相談会を開催いたします。ご入居される方々と建築家とで息を合わせ、高窓から光が注がれるような住まいをつくっていきます。ちなみに現地そばには梅若能楽堂があり、能の公演も楽しめます。うんうん。