住戸01 シンプルで大胆なハコ
参加のきっかけ
国立でのプロジェクト広告を見たのがきっかけでしたが、元々コーポラティブハウスには興味がありました。タウンハウス野方は、アーキネットの他の計画と比べても、どこか違う感じで、図面を見てワクワクしたのを覚えています。何よりも、自分達のライフスタイルに合わせて、空間が自由に使えそうな点に魅力を感じました。また、11世帯が集まって住むという環境も気に入りました。夫婦共に勤務地も近くなるので、参加を決めました。
外のような内のような
まず、「楽しい家に住みたい」と漠然と思っていました。開放感があって、外のような内のような。抜けがあって空を見て過ごしたり、ご飯を食べながら外の景色が見える生活がいいな、と考えていました。
まずはハコをつくる
当初は、1階を仕事場にすることも考えていましたが、2階の床を大胆に抜こうということになり、プランが大きく変わっていきました。自分たちの住まいに対するイメージをもとに、やりたいことをボードや模型でつくって、設計者に伝えていく作業を重ねました。最初からプランを固めず、暮らしながら変えられるように、まずはハコだけつくっていこうという方向になりました。
床を大きな吹抜けに
一番重きを置いたのはリビングです。4つのブロックを1つの大きな吹き抜け空間にして、そこに高さ2mものシェフレラという大きい植物を置いて、ポイントにしました。また、水周り以外は区切らず、麻布一枚で空間を分けるようにしています。
玄関を入ると広がる大きな吹抜けの空間
棚に並べられた食器類もシンプルなキッチンのアクセントに
のびのびと広がる植物を通して木漏れ日のような明かりに
2階の細長いスペースは、 たくさんの植物を置いて緑を楽しむ場所。
すっきりとした寝室。壁が少なく広がりのある空間。
白を基調とした清潔感のある水廻りには、こだわりの鏡や照明を。