お気に入りの照明をメインにしたリビング。レールの照明やレンガなど設計者からの提案も取り入れた設計になっている。
住戸01 もう一回やってみたい
参加のきっかけ
アーキネットを知ったのは、幡ヶ谷駅で他のプロジェクトのポスターを見て、インターネットで調べたのがきっかけです。このプロジェクトに参加する約1年前でした。それからマメにホームページを見ていたら、たまたま今回のプロジェクトの募集が始まりました。まずは場所が良いと思った。幡ヶ谷にマンションを持っていたので、参加できるかどうかは分からなかったけれど、話だけでも聞いてみようと思い、説明会に伺いました。 元々はメゾネットタイプが良かったのですが、メゾネット住戸は申込みが入っていた。そこで、その他の住戸で予算の合う住戸を選びました。 既にマンションを持っていたし参加できると思っていませんでした。けれど、銀行の審査が通過して、参加できることになりました。
コンセプト
玄関廻りは、こう(ガラス張りに)したい、というイメージがインテリア雑誌にあったので、最初の打ち合わせで希望を伝えました。
洋服が好きでしたが、前の家は収納が無かったので洋服をしまったままにしていました。
リビングは黒っぽくしました。設置したい照明を建築家に見せて、その照明をメインにした設計にしてもらっています。床材は、こういうのがいいと、ホームページを探して型番を伝えました。 トイレ・ランドリーはガラスで仕切りたい、とお願いしてやってもらった。バスタブは、ショウルームに見に行って、これがいい、と決まって、それから配置を考え、トイレ、バス、洗面、のいろいろな配置パターンを検討しました。洗面まわりは配置を悩みました。ヨコミゾさんにも入ってもらって、スペースに余りがでなくて、通りやすくて、といろいろ模型と図面で確かめて、最終的にいい感じになった。
リビングの方は黒っぽく、ベッド・水廻りの方は白っぽくしています。
キッチンはステンレスが希望でした。サンワカンパニーで気に入ったものがあったのですが、自分には使わない余分な機能が付いていた。そこで、設計者がその製造元に当たってくれて、そこに直接オーダーしてオーダーでつくることになりました。
あうんの呼吸
プロジェクトが始まって建築家についてもいろいろ見るようになった。雑誌とかもリノベーション特集など買いました。設計者と話していくと、自分はシンプルなものが好みだと分かりました。切り抜いて、設計者に見せると好みも分かってくれた。素材感や具体的な部分は設計者から「○○さんはこういうの好きですよね」と提案してくれたのでイメージが固まりました。レールに仕込んだ照明も設計者の提案してくれたアイディアです。壁は、最初はコンクリート打ち放しのつもりでしたが、設計者がレンガを提案してくれた。仕上げは、仕上げ材と仕上げ材の境目が突合せで、施工上の逃げがないので、工事をしてもらう職人さんがとても大変だったと聞きました。
設計の人とのやりとりがすごく楽しめた。もう一回くらいやりたいと思っています。
暮らしてみて
(リビングのある)黒い方は、思ったより暗くなった。違う色にしてみても良かったなと思っていますが、全体的に気に入っています。 普段はリビングで過ごすことが多いです。図面上ではソファーやテレビは斜めの配置でしたが、今は真っすぐにしています。
家具は建物が完成してから買ったけれど、寸法を聞いてサイズ感を確認していました。例えば丸テーブルは、1400㎜ぐらいがいいということで、図面に寸法も入れてくれて、ちょうど人が通れる位になっている。ブラインドも後から合わせました。
カウンターも付けました。
向かい側は独身寮ですが、人はあまり居ません。ヨコミゾさんの提案で、向こう側の庭が見えるように開口部を広くとって、床の続きにお隣の緑の庭がある感じになりました。 同じコーポラティブハウスのみんなとは、たまに会ったり、総会の後に飲みにいったりします。お互いに知っているので安心感があります。
ガラスで仕切られた玄関廻り。好きな洋服のディスプレイ収納を兼ねている。
開放的な水まわり。入念な検討によりシャワールームやトイレ。スッキリ納まるベットの横にあるのは置きバス。
テラスに面したワークスペース。カウンターからは隣地の庭を眺められる。